2023年7月12日に放送された音楽特番『2023 FNS歌謡祭 夏』にて、デビュー55周年を迎えた和田アキ子と新進気鋭の4人組ダンスボーカルユニット、新しい学校のリーダーズがコラボパフォーマンスを披露しました。パフォーマンス中、大ヒット曲「オトナブルー」を歌っている間に、和田が音程を何度も外す一幕がありました。
事前のインタビューで、和田は「ド緊張している」と述べていましたが、新しい学校のリーダーズのメンバー、SUZUKAは落ち着いていました。彼女は、和田の画像を見ながらレコーディングを行い、「インスパイアされた」と述べ、今回のコラボレーションを楽しみにしていたようです。
しかし、和田が歌い出した「オトナブルー」のサビで音程を外し、そのまま続けるというハプニングが起こりました。それをフォローする形で、SUZUKAは和田のキーに合わせ、低い音域で歌い続けることに。これにより、バックバンドの生演奏やメンバーとのハモリにもズレが生じ、結果的には音程が混乱する展開となりました。
ネット上の反応は、この状況を「和田アキ子に合わせてるせいで、音程ぐちゃぐちゃ」とツッコむ声が見られましたが、「和田アキ子が音を外した時に合わせてくれたSUZUKAはさすがプロ」と彼女のプロ意識に対する賛辞も目立ちました。
一方で、「和田アキ子の声質は力強く魅力的だが、最近は音程が不安定になってきた」という意見も見られました。和田が2016年に『NHK紅白歌合戦』出場40回目の大台に乗せるはずだった年に落選したことは既に報じられており、その時の彼女のショックは大きかったことを示しています。
その音程の問題を踏まえても、今回のコラボパフォーマンスは和田アキ子のプロフェッショナルな姿勢と、新進のアーティストSUZUKAの高い技術力と柔軟性を示すものでした。SUZUKAが和田の音程をフォローし、パフォーマンスを最後まで続けたことは、その真摯な姿勢が伝わるエピソードであったと言えます。
最後に、私としては、和田アキ子の音程のズレは残念ではありますが、SUZUKAの対応力とプロフェッショナリズムには感銘を受けました。彼女が和田の音程にすぐに合わせてステージを続けるその冷静さと迅速さは、今後の活動にも大いに期待が持てます。
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