DeNAの若きスター、度会隆輝選手が、再び注目を浴びています。26日の巨人戦で1番打者を外され、8番バッターとして起用された度会選手は、相性の良い戸郷翔征投手から見事なパフォーマンスを見せました。試合中、2打数2安打を記録し、佐野恵太選手と牧秀悟選手の連続タイムリーに続いて、ニ死満塁のチャンスでライトスタンドへのグランドスラムを決め、試合を決定づける一打を放ちました。
開幕当初は輝かしいスタートを切ったものの、プロの壁にぶつかり苦しんでいた度会選手でしたが、この日の活躍で久しぶりに笑顔を見せました。三浦監督は試合後のインタビューで、「誰もが通る道だと思うんですが、打順変更が彼にとって新しい気持ちで臨める良い機会だったかもしれません。今日はしっかりと打つべきボールを打てていました」と度会選手の活躍を称賛しました。
度会選手自身も、試合後のお立ち台で感極まる様子を見せ、「今日のヒットとホームランは自分だけの功績ではない。チームメイトや先輩方からのアドバイスがあったからこそです」と謙虚に語り、特にロッカーが近い戸柱恭孝選手や京田陽太選手からの励ましを感謝していました。
さらに、「DeNAは本当に素晴らしいチームで、温かい言葉をかけてくれるスタッフや指導者がいます。このチームで野球ができることに感謝し、これからも全力で頑張りたい」と意気込みを新たにしていました。
度会隆輝選手が8番で見せたこの日の輝きは、彼の可能性を改めて示すものであり、苦しい時期を乗り越えた彼の成長が感じられる瞬間でした。個人的にも、彼がチームメイトやスタッフから受けるサポートを力に変え、困難を乗り越えていく姿に大きな感動を覚えます。度会選手の今後の活躍から目が離せません。
