長年にわたり、日本の音楽シーンを牽引してきた音楽番組『ミュージックステーション』（以下『Mステ』）が、今、大きな転換点を迎えているようです。先日行われたジャニーズ事務所の会見が、その証左とも言えます。4時間以上に及んだこの会見では、『Mステ』の“ジャニーズ忖度”問題が取り上げられる場面がありました。
長らくジャニーズアイドルがレギュラー出演していたことから、「ジャニーズ枠がある」と言われるほど、番組とジャニーズ事務所は密接な関係にありました。しかし、新体制となったジャニーズ事務所の東山新社長が「忖度は必要ない」と述べたことで、番組の将来に変化が起きるのではとの見方が強まっています。
それと並行して、司会のタモリさんの将来も注目されるところです。先日の報道によれば、タモリさんが近いうちに『Mステ』を降板するのではないかとの噂が立っています。これが事実ならば、番組そのものが終了する可能性もあります。タモリさんが他のレギュラー番組を終了し、現在は『ブラタモリ』と『Mステ』の2本のみを抱えている状況を鑑みれば、『Mステ』の終焉は時間の問題とも言えそうです。
さらに、NHK紅白歌合戦のジャニーズ枠も話題になっています。2000年以降、この枠は増加傾向にありましたが、今回の会見を受けて、NHKもジャニーズタレントの起用について見直す方向であることを示唆しています。
これらの動きを受けて、芸能界や視聴者からはさまざまな声が上がっています。今後、ジャニーズ所属アーティストだけでなく、他のグループやアーティストが『Mステ』やNHK紅白歌合戦に出演する機会が増えるのか、逆にジャニーズタレントの出演が減少するのか、関心が集まっています。
この変化は、日本の音楽シーンに新たな風をもたらす可能性があります。楽しい音楽番組が続くことを願っています。また、タモリさんが司会を務める『Mステ』がどのような形で終わるのか、注目しています。
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