パナソニック補聴器から発売された耳かけ型補聴器「R5シリーズ」は、6年ぶりに更新された最新モデルです。
この製品は、ユーザーのニーズに応える形で機能や電池の持ちが向上しています。
基本的に、補聴器はマイクから拾った音を分析し、必要な「会話」の音を強調してワイヤレスで伝送します。
日本補聴器工業会の調査によると、日本の補聴器普及率は15.2%に留まっており、多くの人が「恥ずかしい」「形やデザインがよくない」と感じているようです。
R5シリーズは、メカニカルで金属的な印象を払拭し、先進性とやさしさを兼ね備えたデザインを採用しています。
豊富なカラーバリエーションを用意し、ファッションアイテムとしても楽しめるようにデザインされています。
また、密閉構造にすることで、汗や水、ホコリに強く、故障しにくい耐久性も実現しています。
注目すべきは、Bluetoothの新規格「LE Audio」に対応している点です。
「LE Audio」は劇場や電車などの公共施設での活用が期待される次世代音声規格で、将来的には駅のアナウンスや映画館の音声も無線で受信できるようになる予定です。
パナソニック製品は、iOS 14以降のiPhone/iPad/iPod touch、Androidの「LE Audio」に準拠した機種に対応しており、テレビとの直接接続も可能です。
テレビアダプター(WH-R57、WH-R55に同梱。
別売33,000円)を使用することで、テレビアダプター経由での音声受信も実現します。
R4シリーズと比較して動作時間が1.5倍に延び、スマホアプリや音声通知で電池残量を確認できるようになっています。
また、補聴器の導入は、「新オレンジプラン」において認知症の予防に重要とされており、早期のケアが推奨されています。